塾長の教育相談

2022/06/09
自信をつけるのはどうしたらよいでしょうか Part2
自信をつけることは自己肯定感を高めることです。自己肯定感を高めるには、過去に褒められたこと、うまくいったことを列挙してみてください。
小さいころから今に至るまで。
不思議なことに、いやなこと、出来なかったことはトラウマになって残っている場合が多いのですが、うまくいったことはその割には残っていないことが多いのです。
ですから思い出して書き出してみてください。
お子さんと一緒にするのもいいものです。
些細なことでいいのです。
例えば、小学校で友達が出来た。
先生から「よく頑張ったね」とほめてもらった。
家の手伝いをしてお母さんにほめてもらった。
こういった小さなことの積み重ねを、書き出してみると気持ちが和らぎ「そうだったあなあ」と思えます。
そうすると自分を支えてきた自分に気が付きます。
それが自信への第一歩となります。
2022/05/12
自信をつけさせてあげたいのですが
自信は自分で感じるものですから人から言われてつくものではありません。自分でこれはできるなと感じたときに自信になります。
ではどうしたら自信をつけることが出来るのでしょうか?
それはできることから始め、これは出来たなと感じていただくことが大切なのです。
例えば、志学ゼミでは小学生時代から各自が中学生で使う教科書の読み訳、暗記を繰り返しています。
英語が読めなかった状態から、見ないでもいえる状態を作り上げます。
そうすると「やれた」という実体験が生まれます。
これが自信につながります。
他の教科も同様です。
まずはできそうなことを提案していきます。
ハードルが高いなと感じたときは、思い切ってハードルを下げることも必要です。
自信は与えられるものではなく、作るものです。
私たちはその第1歩をお手伝いしています。
2022/04/10
学部学科の決め方はどうすればいいのでしょうか
将来のなりたい職業、やりたいことが決まっていればスムーズに決まるかと思いますが、多くは決まっていなっから迷うのですね。理系の場合は、現在、多くの大学の入り口の地点で細かく学部学科が分かれています。
そこでの選択が将来の仕事につながることも多いと考えられます。
そのみつけかたは理科で決まるとよく話をしをしています。
物理、化学、生物、地学の中で何に興味があり、物理なら物理の中の何の項目に関心があるかで方向性が見えてきます。
それを使って何がしたいのかが分からなくても、興味関心のあることをもっと調べてみようと研究に進むことはよくあることです。
文科系はその学部で学んだからと言って、職業に直結するとは限りません。
もちろん、資格試験を目指して学ぶためにその学部を選ぶことはありますが。
ただ将来の方向性を決めて大学に入る方が学ぶ意識も強くなります。
まずは興味関心のあることを経済なら経済、法律なら法律等どの学部のフィルターを通して世の中を見ていくのかを考えてみてはいかがでしょうか。
消去法で決めていくという話もありますが、あまりお勧めしていません。とりあえずになりがちだからです。
2022/03/07
入試が終わって何もしていないのですが、どうしたらいいのでしょうか?
受験は人生の通過点です。中3の夏に一緒に作った「未来地図」を見てみましょう。
将来なりたいこと、やってみたいことが写真とともに書かれていますね。
高校入試は通過点です。
立ち止まっていると自分の目標達成に後れを生じます。
多くの先輩が高3間際になってもう少し早くから取り組んでいたらよかったということを君たちに直接話しかけましたね。
高校は将来の方向性へのパイプラインです。
将来やりたいこと、なりたいことが変わるかもしれません。
大いに悩んで将来のことを考えるいい時期なのです。
その時期に遊んでしまうとそれなりの人生になります。
中学に入る前に英語の教科書の予習をしましたね。
そうすると中学での英語が楽だったと思います。
高校は中学と違い、科目も多いのです。
今、予習をしないと後で大変になります。
「授業で初めて聞いていた」ではわからなくなった時に取り戻すのが大変になります。
継続は力です。自分の未来地図を見て今後を考えて行きましょう。
2022/02/16
幸運の女神が微笑むときはあるのですか?
幸運の女神が微笑むときはあります。それはひとのうまく言ってことを喜んだときです。
それも自分がうまく言っていない時、結果が見えないときに
友達が合格したら
良かったねと言ってにっこりほおえんだ時、幸運の女神も微笑んでくれるのです。
私はそんな気がしてならないのです。
今年もそんな光景を目にすることができました。
そんなときはいつも目頭が熱くなります。
そしてうまくいっていない子に思わず「合格おめでとう」と
声をかけたくなるのです。
人の合格を喜んでいると自分に回ってきます。
そんな時、受験を通して成長を遂げているのです。
2022/01/13
受験生の緊張を取る方法はありますか?
入試前は誰しも緊張をするものです。緊張をするなと言っても難しいかと思います。
保護者としてはどう声がけをしたらいいか悩むところですね。
保護者様から見てまだまだ、もっとできたのにと思われるかもしれませんが。
お子様はお子様なりにこれまでよくやってこられたのです。
まずはそこに戻り「よく頑張ってるね」という声がけをしてください。
本人は「受かからなければならない」と思い込んでいますから
「今までやって来たんだから、それが出しききれればいいんだよ。」
「結果はどうであれ、やるだけやったと思えればいいんだよ」
魔法の言葉は「大丈夫」
心配そうな顔を見たら
「大丈夫」「大丈夫」と笑顔で声がけをしてみてください。
2021/12/08
受験生を持つ母親です。受験生ということで特別扱いをしてしまいがちですが
受験生でも特別扱いはしないでよいかと思います。家族の一員ですから用事があれば頼むことは何ら不自然なことではありません。
むしろ好ましいことかと思います。
特に、掃除がいいですね。
「掃除ができる子はごうかくする」という話をよくします。
掃除をすると視野が広がり、物事が見えてきます。
よく気がつくようになります。
塾内でも受験生には率先して掃除をすることを勧めています。
掃除の仕方が変わると、物の見方も変わってきますから発言も変わってきます。
問題をしっかり読むようになりますから得点もアップします。
掃除ができない子、適当にやる子には掃除をする意義を教えます。
掃除は矯正してやるものではありませんが、「ちょっとここを片付けて」「ちょっと掃除をして」と頼むことは何ら問題はないかと思います。
むしろ特別扱いされた方がプレッシャーを感じるものです。
年末の大掃除。しっかり取り組んだものはそれなりの成果が出ています。ご家庭でもお試しください。
2021/11/14
受験生の親がこの時期することは何でしょうか
受験の秋が深まってまいりましたね。お子様の模擬試験の結果に一喜一憂することもあるかと思います。
ただ受験をするのはお子様本人です。
当たり前のことですが、保護者様が心配のあまり保護者様も受験生モードになっていませんか?
お子様はお子様なりに頑張っています。
保護者様から見れば「まだまだ」と思うこともあるかと思いますが。
今頑張っている姿を「認めて褒める」ことを意識してください。
全てが満足する結果ではないにしろ「できちること」は必ずあるわけです。
家庭も一つの社会です。
過程で認められれば外でも認められる循環が起こってきます。
結果がどうであれ「よくがんばってるなあ」と声がけをすると子供は嬉しいものです。
「できる」「できる」という言葉を本人も声を出して口にし、聞くことで「自己肯定感」が増してきます。
プラス思考で受験に向かい、自分の持っている力が出し切れることに目標を置いてみましょう。
そのために保護者、私たちはよき応援団であるべきです。
「認めて褒める」エールを送り続けましょう。
おひとりで悩まずに教育相談にお越しください。
詳しくは今月のセミナーもお話をしますし、皆様からのご質問にもお答えしたいと考えています。
2021/10/15
少し焦っているようです。どういう声がけをしたらいいですか?
受験生は勉強をするにつれて、やらなければならないことがたくさん見えてきます。やってもやっても終わらないように感じることもあるかと思います。
そんな時、「焦らないで」と言っても耳に入らないかと思います。
声がけの例です。
やらなければならないことをまずは目の前に並べてごらん。
そして毎日どのくらいだったらやれるかをかんがえてごらん。
その際、一人では決めかねるようでしたら塾の先生に聞いてごらん。
まずは自分のペ-スを決めること。
その際、無理がないかどうかを確認してみること。
自分で自信がないときは先生の相談することが大切です。
無理な計画は更なる焦りを呼びます。
日曜日は計画の調整日にすることが肝心です。
やり上げたものを目の前に積んでいく、それが自信の源です。
2021/09/11
掃除、整理整頓ができないのですが
机の上は本が積んであり、周りにはものが置きっぱなしで、あまりにも目につくので片付けると、勝手にに片付けるからわからないと言い出す始末。なんとかならないものでしょうか?「勉強しなさい」と一緒で「今しようと思ったのにお母さんが言ったからしたくなくなった」などといいますよね。
ではほっとくと益々ひどい状態になります。
何かなくなったり、見つからなくなったときでないとなかなかん片付けられないのかもしれませんが。
子供が片付けをすることに納得しなければなりません。
親子間は感情的になりやすいですから第三者から話すと良いでしょうね。
実際にあった話です。数学の得意な子がいました。みんなが解けない問題をスラスラ解く子でした。
しかし点数はみんなとあまり変わらなかったのです。
それはケアレスミスが多くて満点が取れていなかったのです。
そこで塾のトイレ掃除をすることにしました。
最初は便器のところだけ適当にしていました。
それではOKがでません。
3日目、どうして駄目なのですか?と質問がありました。
「自分で考えてご覧ん」と話しました。
そして4日目。
便器の周りの汚れに気がついたのです。
そうしてトイレ全体を掃除ができた時、OKが出ました。
掃除をすると、汚れが見える範囲が広がります。
そうです。視野が広がってくるのです。
そして整理整頓をすると物事が片付いてくる。仕事が捗るのです。
そんな話をすると「へえ〜」という顔になりました。
その後、芳賀講師が生徒に「一緒に授業後に掃除をしてみよう」と伝えたところ、「はい」という返事が返って来ました。
お母さんに、「また家での様子を聞かせてくださいね」と本人の前で伝えました。