塾長の教育相談

2018/04/18
大学入試が難化したというのは本当ですか?
大学入試は難化したことは事実です!文科省の各大学への定員数の指導があり、従来より定員数が厳格に守られるようになったからです。
従来定員の2倍の合格者を出していたところが、昨年は1.3〜1.4ばいになり今年はそれよりもさらに厳しくなりました。
GMARCH以上は1.15倍とも言われています。
予備校の予想が大幅に外れたところもありました。
センター、一般試験ではかなり高得点でも不合格という場合も見られました。
GMARCH以上は二次試験を行いませんから、補欠をかなり出しました。しかし繰り上がりは中々なかったようです。
祝賀会で補欠合格が繰り上がりました。「あ〜よかったと」と思わず声が出ました。
そのあおりを得て日東駒専が上がりました。3月入試もかなりの激戦でした。
本年春の入試では志学ゼミはお陰様で全員合格をいただきました。
よく頑張ってくれました。
倍率がどうであれ目標点に向かって頑張るしかありません!!
2018/03/18
高校入試が終わって少し休みたいと言っています
高校入試が終わって少し休みたいと言っていますが、どうすればよいでしょうか?高校入試、お疲れ様でした。
高校入試が終わって、ホッと一息ですね。
休みたい気が十分に分かります。
高校入時点では同じような学力の生徒が入学してきます。
しかし1学期の中間テストではっきりと上中下に分かれてしまいます。
そこで下位になった生徒は勉強の意欲をなくしてしまいます。
高校は義務教育ではありませんから中学の様には学校も先生も対応してくれません。
ですから赤点を取り続けると進級も危うくなります。
これは昔の小石川に進学した相澤講師氏の実話です。
中学までは1,2番を争う成績でしたが、高校合格とともに塾を離れました。
そして1学期の中間、数学で大きく崩れ、あんなに得意だった数学を投げ出してしまうことになりました。
そして勉強はいいやと言う気持ちになり部活ばかりしていたしそうです。
幸い、小石川は当時、留年はなかったそうですから救われたとよく話しています。
自分の後悔は中3卒業とともに塾をやめたことにあると今でも話しています。
後、高3で戻ってきたときは私立文系になっていました。得意だった英語も基礎からやり直しでした。
一度止めてしまったエンジンは動かすまで、時間がかかります。実際、多くの高校生が高2の冬、高3で戻ってくるケースが多々あります。
遅いと高3の部活が終了してからというケースもあります。
高校入試は通過点(大学入試も通過点)です。
自分の将来なりたいもの、やりたいことに向かって進む通過点です。高校入試で立ち止まっていると遅れが生じます。
中学では塾で「学校は復習」というペースを作ってきたからこそ学校の成績、偏差が取れていたわけですから、それを中断すると大変な状況が生ずることが多いことは事実です。
また高校の勉強は中学と違い科目が増え、進行も早いのです。
多くの諸君が学校で春休みの課題が出されました。それを基に休み明けにテストが行われます。
習っていない所でも宿題として渡される学校もあります。
ですからいかに1学期をうまく乗り切るかが大切なのです。
そうです。
高校は義務教育ではありません。やるものだけが先に進める世界なのです。
2018/02/11
どういう受験生が受かりやすいのでしょうか
受験生各自が試験日、合格発表日を記入した手作りのカレンダーがあります。合格すると○を付けていきます。その度に「やったな。すげえ」などという声が聞こえます。
そうです。志学ゼミでは素直に「人の合格を喜ぶ」ことを大切にしています。
向井講師が今日の合格を発表していきます。
後輩が先輩の合格を喜ぶ同級生が拍手をする。
何かの縁で一緒になった仲間の合格を喜ぶ。いい光景です。
しして受かったら「たまたま得意なところが出ましたから」と謙虚になれる諸君は合格の女神がさらに微笑みます。
そして他人を思いやる心。先日も質問に答えていますと時間がかかってしまいました。その後ろで次の質問を待つ姿がありました。「長くなってごめんね」と言うと「大丈夫だよ」と笑顔で答える。何気ないことですが微笑ましいものです。
こういった何気ない言葉のやり取りが場を和ませ、緊張感も和らぎます。
場はみんなで作るものです。
受験は個人戦のように思われますが、みんなで盛り上がって行くことで勢いが出て来ます。そうして力以上のものも出てくることもあるのです。
受験期は純粋に人の話が聴けるいい時期です。
受験を通して自分を成長できる諸君は合格を手にすることができるのです。
2017/12/29
大学入試はどのくらい受けるのが妥当なのでしょうか
先日、高校の進路相談がありました。10校以上は受けておかないとと言われました。本当にそんなに受けるものなのでしょうか?人によって異なるかと思いますが、私立高校の進路面談では10校は当たり前のように言われるところが多いですね。
もちろんご家庭の事情もあるかと思いますので、センターでいくつ、本入試でいくつとお子様に言われて構わないかと思います。
志学ゼミではセンターで滑り止めを抑えるように指示をしています。まずは受かり癖を付けることが大切です。
ただ一昨年度より私立大学の定員数に対する合格者の割合が厳しくなりましたので合格予想パーセントが上がってきたことは事実です。
日東駒専といわれるランクが軒並みアップしています。
またセンターでは入学手続き日が早い場合が多いですから確認も必要です。
志学ゼミでは入学金の無駄な払いをなるべくしないように事前に計画を立てます。
一般入試でも第一志望が一番は初めに来ないように日程を配置していきます。
志学ゼミでは赤本の出来を見ながら最終調整に入ります。
最後は偏差値ではありません。
もちろん第一志望は別ですが、赤本の出来、自分がその大学の入試傾向にあうかどうかで判断をしていきます。
そして試験日程、合格手続き日をチェックします。そして1人1人表にして保護者様に確認をしていきます。
どこも受からないような進路指導はしていませんのでご安心ください。
学校の進路指導はやはり偏差値で見ていますし手続き日までご覧になられていない場合が多いので参考までにされるのがよろしいかと思います。
2017/11/18
受験生だからと言って特別扱いをする必要はありません
受験生だから勉強だければいいという態度が見られますし、言動にも出ます。どうしたらいいのでしょうか?受験生である前に家族の一員ですから、家族の間で決まったルール、役割を守ることを家族会議で伝えるべきかと思います。
受験生だから特別扱いするのは反対です。
むしろ、掃除や片付けは本人を成長させますのでどんどんしてもらうべきです。
掃除はしていくと「ああ、ここも汚れていた」と気付きます。視野が広がっていくのです。
問題を解く上で、広く物事を考えられるようになります。
受験生にとって必要なことです。
また家族の1員として本人に自覚を持たせるいい機会になるのではないでしょうか。
そして何より感謝の気持ちが出てきます。
先日も受験生に申しあげましたが、「受験をする」のではなく「受験をさせてもらう」ことを意識することを伝えました。
2017/10/10
この時期、受験生の保護者がしなければならないことはなんでしょうか?
子供にとっても親にとっても初めての受験、高校入試になります。何をどうしてやったらいいのか迷ってしまいます。模擬試験の偏差値、合格可能性に一喜一憂しがちですね。お気持ちは非常に分かります。
ましてやはじめてのことですと戸惑うのも無理はありません。
親は受験生のような気持ちになってしまいますよね。
しかし受験をするのはお子さんです。
事細かく聞くとうるさがりますし子供も神経質になってしまいます。
話しかけてきたら話を聞いてあげてください。あまりこれをやったとか、はかどったとかきかなくても子供も子供なりに考えています。
勉強のことはお子さんと塾に任せるしかありません。お母様は健康管理、食事に気を遣い、割り切ることが肝要です。
勉強のことは塾の○○先生と相談して決めて、どうなったかを教えてね。というくらいにしましょう。
学校見学はお済みですか?
もし済まされていない場合は偏差値だけで決めることは危険です。必ず学校訪問をしてお子様に合っているかどうかを保護者の目で見る必要があります。
生徒さんを見てご自分のお子様をオーバーラップしてみてください。「親の目」は当たります。
そうしていくつかの場合を考えて学校訪問をされてください。
できれば通われている生徒さん、保護者様、塾で学校の話を聞かれることをおすすめします。
2017/09/10
どうしてもマイナスに考えてしまいます
よくないことが起こるような予感、感じがすることは確かにありますよね。気持ちが落ち込んでしまうときは特にそうですね。
いきなり「マイナス発言をするな」といっても相手の気持ちは反発を起こしてしまいます。
そんな時は人に話を聞いてもらうことです。
聞く方はただただ聞くだけでいいのです。あれこれとアドバイスする必要はありません。
相手が話をし終わるまで聴ききることをお勧めしています。
話をするとすっきりした気持ちになり、気持ちが切り替わってきます。
またいきなりプラス思考になれと言っても難しいことですから、マイナスの発言が出そうになったらそれを否定して「できる」「できる」と言ってみましょう!
子供さんが苦手科目をするときに問題を見る前から、私は理科が苦手だからとか自分に言い訳を探します。
苦手意識があるとどうしても苦手発言が出がちですが、そこは自分で意識して「苦手発言がでそうだな」注意しようと意識したり、友達同士で「それって苦手発言だからダメだよ」と言い合うのもいいでしょう。
保護者様がお子様のマイナスの発言を聞いたときは、話を聴ききった後に、「できていること」「すぐれているこ」をお子さんに伝えるようにしてみてください。
その際、「塾の○○先生も言ってたよ」など学校や塾の先生の名前を出すのもよろしいかと思います。
2017/08/26
勉強のモチベーションを上げるにはどうしたらいいのでしょうか
受験生なのに見ていて勉強のモチベーションが上がっていません。親としてはあまり言いたくはないのですがどうしたらいいのでしょうか?ご心配のことと思います。
受験をするのはあくまでご本人ですから、お気持ちはよくわかりますが本人がやる気のスイッチを入れるしかありません。
それにはまず「何のために勉強をするのか?」を本人に考えていただくのがよろしいかと思います。
将来やりたいこと、なりたいことがあれば話はしやすいですね。
それに向かって頑張るために今の勉強があるということを伝えてあげればいいですね。
しかしそれがはっきりしない場合どうするかですね。
いま興味関心のあることを聞いてみる、その際、たわいのない話でも聞いてあげることです。
何気ない会話ですがそれが大切なのです。人間は話しているうちに自分でそうかと思うときもありますし、結論が出なくても話を聞いてもらえたという安堵感がでてきます。
そしてまた話を聞いてもらおうと思うのです。
子供が話を聞いてもらえた喜びとすっきりとした顔を思い浮かべてみてください。
話がしたそうな感じがしたら話を聞いてみましょう。
そうでなければ、日常の些細なことでできていることを認めてほめてみてください。
認められて褒められるとだれでもうれしいものです。
そうして目標を自分で決めさせることができるとスイッチが入ってきます。
そうして行動を起こした際は、認めて褒めることです。
2017/07/12
夏期講習までにやっておくことはなんですか?
講習になったらやるというのはうそになりがちです。中3になったら、高3になったらという発言も同様です。
講習までにすることはやはり自己分析です。
自分の苦手項目ベスト3を挙げてみることです。
そしてそれをどこからやり直すかを決めることです。
数学ならその問題集をやるのにどのくらいの時間がかかるのかを考えることが重要です。
英語もそうですね。英単語を1ページ覚えるのにどのくらい時間がかかるのかを日ごろから手帳にメモするといいでしょう。
そうすると1日1ページはできる、2ページはできるという自分のペースがわかってきます。
その上で講習までに何ができるのかを考えていく必要があります。
できれば計画ができれば塾の先生等に見てもらうのがいいでしょうね。
客観的に見てもらって優先順位、無理なくできるのかを見てもらうといいですね。
講習前ですがすでに講習が始まっている気持が大切ですね。
そしてできたことを書きだすことをお勧めしています。
2017/06/29
計画性を身に着けるための具体的なアドバイスをお願いします
計画性を身に着けるための重要な要素は「時間」です。何かをするにもどのくらい時間がかかるかを考えるかと思います。まずはそれを知ることです。
それには手帳を持つことをお勧めしています。
言われたこと、やらなければならに事を記入しそれがすんだら消していく。私もしています。
そして手帳を持ち歩き、朝必ず見ること、昼に再度見て、夜も見ます。
手帳を持ったら見る習慣を身に着けることです。
3日間を意識してやることをお勧めしてしています。
次に勉強をし始めた時間とし終えた時間を記入していきます。
慣れない場合、起きた時間と寝る時間からスタートしてもよいかと思います。
勉強をした時間に何をしたかを書いていきます。
次にやった項目、たとえば英語の単語を覚え始めた時間と終えた時間を書いていきます。
そうして一週間もすると何にどのくらい時間がかかったのかがわかってきます。
そうすると1日にその問題集に書かkる時間とこなせる量がわかってきます。
そうして初めてその問題集がいつ終えられるのかがわかってきます。
つまり計画性にはこういった自己分析が必要なのです。
自分のペースを知らないでやみくもに計画が進行してもうまく行きません。
そして何より調整日が必要です。時間に余裕を持たせないと挫折を味わいます。
ですから日曜日はもちもありますから調整日にすることをお勧めしています。
また1日のうちで何もしない時間を設けることも必要です。
1日のうちの調整時間です。
集中力はそう長い時間続きません。まずは30分区切りでそれぞれの科目の勉強を試してみてはいかがでしょうか?