私は42年間、東京都北区田端で「志学ゼミ」という小さな学び舎を続けてきました。
志学ゼミは、単に学力を伸ばす場ではなく、子どもたちが「どう生きるか」を考える場でありたいと願っています。
その思いから毎月一枚、日々の教育現場で感じたことや時代に寄せる思いを文章にしてきました。
それがこの『こころの時代』です。1年で12枚となり、一冊の小冊子になります。
すでに25年、続けてまいりました。
同時に、志学ゼミでは「読書ノート授業」を大切にしています。
吉野源三郎『君たちはどう生きるか』から始まり、最近では吉本隆明『ひとり』を題材に、
生徒たちに「文章の中で著者が何を言いたいのか」を考えてもらい、言外の意味を掘り下げて議論してきました。
それは単なる読解力を育てるのではなく、
「生き方」や「生き様」を自ら問い、考える力を養う時間 です。
私は、こうした教育を全国に広げていきたいと願っています。
「勉強だけでなく、生き方をともに考える塾」を目指す同志とつながり、学び合い、
やがては子どもたちの未来によりよい光をともしていきたいのです。
もしこの小冊子の中に、共感していただける思いやヒントがありましたら、
ぜひ一度ご連絡ください。オンラインでの読書会や交流会も企画してまいります。
これからの「こころの時代」を、ともに築いてくださる仲間を心から求めています。
志学ゼミ 塾長
阿部 泰志
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